うちの親父は長いこと漁師やってまして、漁師辞めてからは派遣期間工としてずっと県外に出てたんで、親父とは殆んど離れて暮らしてたんです。
もう随分と前のことになりますが、まだ親父が仕事をしていた頃にボクはルアーで親父はエサで、二人でメバル狙って夜釣りに行ったことがあったんです。
親父の為に量販店でのべ竿買って行ったんですけど、たかだか4,000円くらいの竿を『すごい軽い!こんな良い竿使ったこと無い!』とか言ってすんごい喜んでくれてね。
ほんで、腹減ってねーか?と親父お手製のちらし寿司モドキを食わせてくれたんですが、何の飾りっ気も無いタッパーにぎゅうぎゅうに押し込んであって、真ん中にはでっかい梅干しが1個。
ただでさえ酢飯が酸っぱいのに、その梅干がまた酸っぱいんです。
風が強かったんで車の陰でそれモソモソ喰ってたら、何か知らんけど妙に泣けてきましてね。
親父は何泣いとるんやコイツは?って顔してましたが、一回結婚してからのソロ活動に入ったとこやったんで、親の優しさが身に沁みたんですよねきっと。
とか色々と思い出しながら、やっと仕事が終わって冷たくなった弁当を食べたスーパーの駐車場。
時間は午前5時40分でした。
ということで、待ちに待った週末ですよ!
0 件のコメント:
コメントを投稿